過去ログ - P「アイドル屋…?」小鳥「SS速報版・参加型+αです」
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◆wFqAHsTBRM
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2013/09/30(月) 02:54:52.97 ID:GNHjqiRRo
ホストの声が流れるこのボイスレコーダーは、小鳥さんが貸してくれた物です。
ヤクザの組事務所から抜け出した後、千早ちゃんは小鳥さんにあるお願いをしていました。
1つは「裏の情報網を使って柳原夫人の借金の理由と、借金した金融屋を突き止める事」、
そしてもう1つは「柳原夫人がご執心のホストから、夫人に関する発言を録音する事」。
以下略
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◆wFqAHsTBRM
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2013/09/30(月) 02:55:20.14 ID:GNHjqiRRo
千早「あなたは当然聞いたことのあるはずの声です」
女性「嘘よ…」
千早「…これが、現実です」
以下略
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◆wFqAHsTBRM
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2013/09/30(月) 02:55:50.06 ID:GNHjqiRRo
千早ちゃんに支えられながら、どうやら私は事務所に無事辿り着く事ができたようです。
「ようです」というのは、事務所のソファーで、隣に座る千早ちゃんに寄りかかって泣きっ放しのまま、小鳥さんの会話が耳に入るまでの記憶が無いからです。
小鳥「…恵美ちゃんだったかしら。あの子、児童相談所にお世話になることになったわ」
以下略
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◆wFqAHsTBRM
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2013/09/30(月) 02:56:16.82 ID:GNHjqiRRo
小鳥「…さて、そろそろ事務所閉めちゃうわね。千早ちゃんも春香ちゃんも、そろそろお帰りなさい」
小鳥「明日は朝から事務所待機だけど…午後からでもいいから」
千早「わかりました。ほら、春香…」
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◆wFqAHsTBRM
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2013/09/30(月) 02:56:48.44 ID:GNHjqiRRo
事務所の前で小鳥さんと別れ、私達は帰路につきます。
完全に落ち込んだ私に千早ちゃんは何も言いません。ただ優しく手を繋いで、ゆっくり隣を歩くだけ。
今は、それがすごく、ありがたいです。
そうして歩くこと十数分、ふと思い出したように千早ちゃんが口を開きます。
以下略
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◆wFqAHsTBRM
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2013/09/30(月) 02:57:15.47 ID:GNHjqiRRo
千早「…なあに、春香?」
春香「…これで、よかったのかな?」
千早「…………」
以下略
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◆wFqAHsTBRM
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2013/09/30(月) 02:57:43.10 ID:GNHjqiRRo
千早「…私は、これでもよかったと思うの」
千早「弟が亡くなった後、私はあの人に何度も叩かれた。私の頭を優しくなでてくれていたはずの、あの手で」
千早「私が765プロに入って、アパートに住む事が決まった時、あの人は厄介払いができると喜んだ…」
以下略
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◆wFqAHsTBRM
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2013/09/30(月) 02:58:11.34 ID:GNHjqiRRo
千早「でもね、これはあくまでも私の考え」
千早「私の家とは違って、実の子供との別れを惜しんだ人もいるはず」
千早「そうでしょ、春香?」
以下略
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◆wFqAHsTBRM
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2013/09/30(月) 02:58:43.70 ID:GNHjqiRRo
そう、私は確かにあの時、家族に見放されました。
春香の持つ力が怖いと。春香がいつ自分達を傷つけるか恐ろしくてたまらないと。
でも確かに私は覚えています。
私が765プロに入り、アパートに住む事が決まった時、あの人達は私を抱きしめて…泣いていた事を。
以下略
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◆wFqAHsTBRM
[saga]
2013/09/30(月) 02:59:13.03 ID:GNHjqiRRo
・ ・ ・ ・ ・ ・
小鳥「とまあ、ほとんど『奪還屋』の1話そのまんまなんですけども」
P「最初の話にしては、なんか、重くありませんか…?」
以下略
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