過去ログ - 勇者「パーティ全員が遊び人っておかしいだろ!!!!!」
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19:[saga]
2013/10/01(火) 16:31:30.47 ID:zfS42Igk0


男遊び人「仲間のために自分が犠牲になって、石を投げられる……その気持ちは僕にも痛いほどわかります」

人魚「……」

男遊び人「きっとそれなら、僕の痛みだってあなたにはわかるんじゃないでしょうか」

人魚「……」コクッ

男遊び人「そんな僕たちが争うなんてバカらしい……きっと僕たちは似た者どうし、理解者どうし、なのですから」ニコッ

人魚「……!」

男遊び人「勇者様、どうかお願いです! 僕が必ず、彼女を説得してみせます! ですから彼女と戦い命を奪うのは、もうしばし待ってくださいませんか!?」

勇者「えっ」

男遊び人「僕たちにしばしの時間をください!! 僕たちは争うべきではないんです! 僕に、彼女にチャンスをください!!」

勇者「え、あ、うん……お好きにどうぞ」

男遊び人「ありがとうございます! さすがは人間にも魔物にもお優しい、歴代最高と謳われる勇者様です!」

勇者「……えー」

男遊び人「人魚さん。あなたのこれから一生を僕にください……だなんて言いません。ただほんの少しの時間だけ、僕と2人でお話をしてくれないでしょうか?」

人魚「……おはなし?」

男遊び人「ほんの3分で結構です。向こうの岩陰で、僕の話を聞いてはもらえませんか? 仲間のために自らを差し出す、そんなあなたにだからこそお願いするんですが……どうでしょうか」

人魚「……えっと」

男遊び人「僕はあなたと戦いたくはないんです。戦えば、きっとどちらかが命を落とす。……どうか、お願いします」

人魚「……ちょ、ちょっとだけ、なら」

男遊び人「ありがとうございます! やはりあなたは素晴らしい人だ。それでは、こちらへ」スタスタ

人魚「う、うん……」チャプチャプ

勇者「……やりやがったよ」

女遊び人「ヤルのはこれからだよ?」

勇者「3分でヤレんのかよ!?」

女遊び人「3分が本気なわけないじゃーん。3分を承諾させたんだから、なし崩し的に5分、10分って承諾させていくんだよ。3分以内に心を掴めば、むずかしいことじゃないよー」

勇者「……俺さっき、思いっきりダシに使われてなかったか?」

女遊び人「いやいや、勇者様が優しくて偉大な人物であるって印象付ければ、人魚たちを人間や魔王から守ってくれると思う根拠になるでしょ?」

勇者「……もうなんか……なんかだよ、もう」

女遊び人「どうかしたの勇者様? 溜まってるの? 抜いてあげよっか?」

勇者「いらねーよ!!!」

犬遊び人「わん」






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