過去ログ - ドラえもん「タイムふろしき〜」パンパカパーン
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12:. ◆9GmoiQGLItwN[saga]
2013/10/03(木) 00:12:31.51 ID:otDtwWM80


――――――……

結局、ドラえもんは二度とふろしきを貸してはくれなかった。

あの後、僕はドラえもんといっぱい冒険して、たくさんの思い出を作った。

それはそれは楽しかった。僕の中で一番輝いていた時代だった。

それでも、あの日の不思議な出来事のことは、どうしても忘れることができなかったんだ。

ドラえもんやジャイアンやスネ夫、しずかちゃんまで僕の話を聞こうとはしなかった。僕も、時間が経つうちにあれは夢だったんだと結論づけていた。でも、どうしても頭の中から離れることは無かった。

時がたち、僕は小学校を卒業した。成長するにつれ、僕の冒険意欲は一気に減っていった。

そして中二の冬。僕の親友、ドラえもんは未来へ帰っていった。その時、彼はこう言い残していった。

『のび太君。もう君に僕は必要ないんだ。一生懸命勉強して、立派な大人になるんだよ。そうすれば、いつか必ずまた会いに行くから』

僕は一晩中泣いた。そして、僕はその言葉を信じて、勉強にあけくれたんだ。



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