過去ログ - 【モバマスSS】ライラ「順風満帆でございますよー」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/03(木) 23:08:11.45 ID:+vcMT7n+0
なんで俺は突然こんなことを訪ねたのだろう…と、男は思いました

しかし、女の子は気分を害した様子も見せる素振りもなく一度頭を下げたあと、ゆったりと前を向いて今度はベンチの前を歩く鳩の数を数え始めました

その様子を見て彼は小さく首振ると、ベンチから立ち上がりました

「変なことを訪ねてすいませんでした。落ち着いて探すことにします」

「…あー、落ち着きたいですか?」

「へっ?」

「わたくし、あなたさまの探し人のことはわかりませんですが落ち着く方法ならわかりますですよ」

「そ、そうなんだ」

「それでは、もう一度ベンチに座っていただけますですか?」

男は、言われるがままにもう一度腰を下ろして女の子を見ます

すると女の子は深呼吸をするように大きく身体を伸ばして少し固まって、力を抜いてベンチに身体を預けて目を閉じました

「わたくしと同じようにゆっくりするです」

「…」

男も女の子と同じように身体を伸ばしてから力を抜いてベンチに身体を預けました

そうしていると、この葉がさすれる音や人の様々な足音が大きく聞こえ始めました

しかし、耳障りだなと思ったところで強く吹いた風の音がほかの音をさらっていき、心地よい静寂を少しの間だけでしたが感じることができました

男がしばしその余韻を楽しんでから目を開くと、薄く笑った女の子と目が合いました

「このベンチはわたくしの特等席でございますですよ」


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