過去ログ - 遠坂凛「あなたがわたしのサーヴァントね?>>2」
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41: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/10/04(金) 21:25:11.51 ID:EC6WuM5g0
「………僕たちの技法は、この時代では失われている神秘だ。あなたの常識で測れるものでは無い」

確かに、その通りだ。返す言葉も無い。
つい熱くなってしまった。

「…悪かったわ。あなたの言う通りよ……一仕事終えて、調子に乗っていたみたい」

「あ、いえ。別に僕も怒っているわけじゃ……すみませんでした」

なんだ。素直ないい子じゃないか。
この性格で、名乗りにくい名など……想像もつかない。
ならば――――

「ねえ、ライダー。あなたもしかして、間違った逸話で悪名ばかりが広がった英霊だったりする?」

「……!――概ね、正解です。よくわかりましたね」

「概ね、と言うと?」

「僕は生前から、名のある大悪党だったということです。そう蔑まれる覚悟をした上で、僕は僕の使命を全うした」

誤解から産まれた、大悪党。
罪を被せられた、大英霊。

「わかったわ。そういうことなら大丈夫。だから、改めて訊くけど―――あなたの真名は?」

「……ここまで気付かれては仕方がない。では、答えましょう」

少年が背負っていた槍と盾を取る。
それを自らの脇に置いて、非武装でわたしと目を合わせた。

「僕は、ラムザ。―――異端者、ラムザ・ベオルブです」



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