過去ログ - ペリーヌ「高秋のフォーマルハウト」
1- 20
4:もーん ◆/Pbzx9FKd2
2013/10/04(金) 23:45:46.73 ID:0p3z+N1C0



上品な振る舞いではないのは分かっているが、腕を組んで寝てみたい欲求に負けてみる。
彼女はいつもこうして寝ているのだ。
授業中、休み時間、暇があればこうして窓の外の町並みを眺めながら。

夕暮れの空から机に目を戻すと、何やらラクガキがしてあった。
数式や狐のイラストなど、何かのメモだろうか……プレゼント、楽譜型の写真立て、映画のチケット、など様々だ。
一体、彼女はどんな気持ちでこのラクガキを書いたのだろう。
無意識か、それとも……。
疑惑の念は晴れず、頭を巡らしてみるが一向に答えは出ない。
まぁ、彼女のことだからほとんどが意味の無いモノなのだとは思うけれど。

意識して、空気を鼻から肺まで吸うと彼女の匂いは特に無かったが、木製の机の匂いが鼻腔をくすぐる。
なんだか古臭い……家の書庫のような匂いに馴染み深い何かを感じた。






<<前のレス[*]次のレス[#]>>
20Res/12.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice