過去ログ - 【禁書】ボーイ・ミーツ・トンデモ発射場ガール【再構成】【プロローグ改稿版】 -SS速報VIP

過去ログ - 【禁書】ボーイ・ミーツ・トンデモ発射場ガール【再構成】【プロローグ改稿版】

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256:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2014/02/15(土) 13:26:49.45 ID:UzaZMJWdo

朝の学校。職員室に行って担任に相談した。
そしていつもならうんざりするテストを、やけに緊張して受ける。
低レベルの能力者の集まる学校にはグラウンドやプールを使うような大掛かりな測定はない。
小さな部屋で済むものばかりだった。

以下略

257:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2014/02/15(土) 13:51:20.24 ID:UzaZMJWdo

「さて、それでは始めましょうか」
「はいっ！　よろしくお願いします！」

その講義が待ち遠しくて仕方なかったように、朗らかな表情で佐天が返事をした。

以下略

258:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2014/02/15(土) 13:52:44.89 ID:UzaZMJWdo

「才能って、アハハ。婚后さん褒めすぎですよ」
「そんなことありませんわ。流体操作系の能力者は低レベルであってもかなりの規模を操れますから、
　レベル2の認定を受けるのには苦労があるかもしれませんけれど、貴女は私と同じでちょっと変わった能力者ですもの。
　その能力の活かし所や応用価値を正しく理解して申請すれば、レベル3より後はずっと楽ですわ」

以下略

259:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2014/02/15(土) 13:53:52.56 ID:UzaZMJWdo

「……ぷは、あの、どうですか？」

光子を見ると、光子が白衣の女性のほうを振り返る。無感動にその女性は首を振った。

以下略

260:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2014/02/15(土) 13:54:23.89 ID:UzaZMJWdo

小麦で何をするというのだろう。思いついたのは小麦粉の中に放り込まれるお笑い芸人の姿だった。もちろん、実験とは関係ないだろう。

「いきなり水でテストして困らせてしまったわね。
　でも、ここからは多分、得意な分野だと思いますわ」

以下略

261:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2014/02/15(土) 13:55:42.85 ID:UzaZMJWdo

建物の外に出て湿らせたハンカチで顔をぬぐい、二人が服と髪をはたいている間に、
研究員が部屋を掃除してくれたらしかった。

「それでは次の実験に参りましょうか。最後に残してあるのはお遊びの実験ですし、これが本題になりますわ」

以下略

262:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2014/02/15(土) 13:56:24.35 ID:UzaZMJWdo
「んー、これくらいが限界みたいです」

何度か繰り返したが、同程度の圧縮率だった。

「これくらいっておっしゃいますけど、貴女、圧縮率だけならレベル1を軽くクリアできますわね」

以下略

263:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2014/02/15(土) 13:56:59.22 ID:UzaZMJWdo

光子はおかしなことに気づいた。佐天は念動力使いではないから、
渦は外から力を加えて作ったものではない。
すなわち圧縮は誰かに仕事をされてできた結果ではなく、
ハイゼンベルクの不確定性原理を最大限に利用した、あくまでも偶然の産物なのだ。

以下略

264:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2014/02/15(土) 13:58:10.29 ID:UzaZMJWdo

ちょっと休憩を挟んで、佐天が連れてこられたのは小さな部屋だった。
4畳くらいしかないのに、天井は建物の最上階まで突き抜け、4メートル近くあった。

「これ……」

以下略

265:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2014/02/15(土) 13:59:50.61 ID:UzaZMJWdo

「え？　あ、別に大したことではありませんわ」
「彼氏さんと遊ぶんですか？　どこに行くんです？」
「な、どうしてそう思われますの？」

以下略

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