過去ログ - 【咲安価】 京太郎「……変、身ッ」 咲「……超変身」 18クール目【ライダー】
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472: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2013/12/01(日) 14:54:31.56 ID:TNn22VUpo

 その瞬間、憧が動いた。

 身を捻って、京太郎の手から抜け出す。
 そのまま、片目を閉じて――嗤った。


憧「やっぱり、判っちゃうかしら?」

        ・ ・ ・ ・ ・ ・
憧「ねえ、オーズの坊や」


 声色が変わった。
 否、声そのものが変わったのだ。明確に変貌した。

 これは新子憧ではない。憧の皮を被った別人。


京太郎「……ああ、判ってた」

京太郎「あの憧がそんなことを言うはずがないってのと――」


 新子憧は、恥ずかしがりやな性質がある。

 どことなく男というものに苦手意識を持っているのかしらないが、最初は京太郎も若干避けられていた。
 今でこそ、普通に会話が成り立ってはいるものの、
 最初のころはそれこそ、会話に加わる無言の拒絶と恐怖が、居心地の悪さを生み出していたのだ。

 そんな憧がおいそれと、まさか売女じみた言葉を口にするはずがない。


京太郎「お前が、よっぽどメダルを砕いて欲しいと思ってるってことはな……!」


 オーズドライバーを、腰にセットして構えを取る。

 もはや、許せん。
 元より許す気などかけらも存在していなかったが、ここに来てこれだ。

 己の手で瀕死まで追い込んだ憧を、その人物を穢すような侮辱行為。
 挑発だと理解していながらも、京太郎は奥歯をかみ締め睨み付けた。


京太郎「なあ、メズール……!」


 ――砕く。

 一分一秒たりとも、生かしてはおかない。

 ここでその四肢を引き千切り、しかる後、コアメダルを粉砕してやる。
 京太郎は、憤怒と憎悪にまみれた視線を――憧の姿を模したグリードへ、向けた。




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