過去ログ - 【咲安価】 京太郎「……変、身ッ」 咲「……超変身」 18クール目【ライダー】
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545: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2013/12/08(日) 15:33:59.78 ID:rJY7MpZTo

京太郎「――ッ」


 メダガブリューを振りかぶり、メズールへと突撃する。
 吹き荒ぶ爆風を伴う水流を斧で切り開きつつ、そのまま、メズールの首元へと殺到。


 ――砕くのだ。砕かねばならない。砕いてしまわねば。


憧『――その先、言うの必要はないわよ』

憧『あんたと、因縁あるんでしょ? 正直よくわからないから顔を突っ込む気になんないわ』

憧『だから――あたしはこっちの相手をしてあげる』

憧『その間、ちゃんと決着をつけてきなよ』


 何故だろう。

 こんなときになってハッキリと、こうも新子憧の顔が思い浮かぶなんて――。


メズール「甘いわよ、坊や」

京太郎「――が、ぁ、ッ」


 メズールからの痛烈なカウンター。
 その一撃のまま、京太郎は蹈鞴を踏んだ。

 おぼつかない足取りで壁に触れると、突き飛ばして大上段。
 振りかぶったメダガブリューでそのまま、切りかかる――。


憧『今この場にはあたししかいなくて……ヒーローは後から登場するって事よね』

憧『分かった。絶対、宥姉に手は出させない。宥姉を護る』

憧『ただ――任せてもいい? あたしの分の、怖さもさ』


 その切っ先を、紙一重で躱される。側面に避けたメズール。
 手首の辺りを払われた。同時に蛸がごとく回りこんでくる左手。京太郎の肘間接を曲げ、ロック。
 折られぬために、咄嗟に身体を捻った。

 そのタイミングに合わせて、メズールが力を込めた。
 伊達や酔狂などではなく、文字通り、京太郎の身体は宙を舞った。

 背中から、叩きつけられる。肺から空気が噴き出し、衝撃に脳が揺れる。
 この技、明らかに何らかの格闘技のそれ。あるいは逮捕術か、はたまた護身術か。
 なんにせよ、メズールが知りえるものではない。事実、今までそれを見せられた事はないのだから。

 つまり――。


京太郎「――――ッ!」











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