過去ログ - 【咲安価】 京太郎「……変、身ッ」 咲「……超変身」 18クール目【ライダー】
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767: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2013/12/27(金) 22:21:47.73 ID:xfpCoJVeo
>>762

淡「その時は……」

淡「例え時を壊すことになっても……きょーたろーを、助ける」


 大星淡の危うさを孕んだ瞳に、未来の淡は嘆息した。

 時をかけても、守りたい仲間がいた。
 時をかけても、守りたい約束があった。
 時をかけても、守りたい日常があった。

 その思いは自分とて同じである。同じであるのだが――。


淡『……』

淡『今の私に、ゼロライナーを預けるわけには行かない』

淡『そこで眠ってなさい。あとは私が、どうにかする』


 時をかけても、助けたい仲間がいた。
 時をかけても、助けたい約束があった。
 時をかけても、助けたい少年がいた。

 こちらの世界の大星淡も、そんな淡と同じ気持ちである。
 しかし、違うのだ。同じ“時をかける”でも大きく違いすぎる。


 ――“駆ける/懸ける”のと、“賭ける”のには大きな違いがあるのだ。


 こちらの淡は、須賀京太郎以外とは碌に交流をしていない。
 彼と同等に重く見られているのは、かつての古巣であった麻雀部の宮永照ぐらいか。
 あるいは須賀京太郎への思いは、それを凌駕しているかもしれない。

 かつて守られていた未来の大星淡。
 その中で育んだ親交がある。友情がある。
 だから、この世界の彼女たち――自分の世界に繋がらないとしても、あの時の彼女たち――を助けたかった。
 陰ながらそれを為していたし、何かあったのなら、すぐにその身を盾にすべきだと考えていた。


 だが、この淡は。

 自分とは、違うのだ。

 須賀京太郎の為ならば、時間を破壊すること――つまり、過去を覆すことさえ行うと言い切った。



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