過去ログ - 【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第16位【アラフォーマーズ】
1- 20
632: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2013/10/10(木) 20:09:59.59 ID:I/IFIDfNo

 AΩAΩAΩAΩAΩAΩAΩ


「それでは、龍門渕様。この施設の見学という話でしたが……」


 言いながら、女は訝しげな瞳を向けた。

 龍門渕家――日本でも有数の財閥から、研究所の見学の依頼。

 人の口には戸が立てられぬと言うが、まさしくそれである。

 依頼というよりは脅迫や恫喝じみたもので、不承不承頷かざるを得なかった。

 一体、どこからこの施設の情報を手に入れたというのか。金持ちというのには、心底驚かされる。

 まあ、その情報収集能力は魅力的であるし……。

 龍門渕の協力により、何かしらの人材や分野などのコネクションを得て、計画を促進させる。

 そのことの方が、望ましい。

 だが……。


「何かしら……?」


 この、学生服の少年の存在は――異物だった。

 学生服が、という話ではない。

 少年が、という話ではない。

 単純に、その瞳に湛えられた――


「……答えろよ。お前らが、殺人アプリを作ったのか」


 ――あまりの殺気が、人間離れしすぎていた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/257.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice