過去ログ - 【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第16位【アラフォーマーズ】
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647: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2013/10/10(木) 21:37:01.54 ID:qQGXNmlxo

「……なんで私のことを、助けてくれたん?」

「……」

「あいつらの仲間で……アンノウンのことを、憎んどるんやないんか?」

「アンノウンは憎いし、俺には力が必要だけどな……」

「……うん」

「これじゃあ、あいつは笑ってくれない」

「ふぅん」

「だから――助けるんだよ」


 目を閉じて浮かぶのは、

 京太郎の日常で、平穏の象徴で、最愛であると気付いた――喪ってから自覚した少女の笑顔。

 取り返せるとは思わない。やり直せるとは思えない。

 こんなのがただの感傷で、自己満足でしかないと判っている。

 それでも、心に残った宮永咲の笑顔を曇らせたくはなかった。

 故に少年は、


「明日がどうなるか判らないけど……俺と来るか?」


 組織を――裏切った。


「未来のことなら、うちが見たるわ」



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