過去ログ - 王「勇者よ、お主の旅は基本無料じゃ」パート2
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238: ◆OQ6B.FS0lg[sagesaga]
2014/01/15(水) 23:38:32.40 ID:a4YTCaNT0
勇者「ランク1位、お前の自慢の仲間はソイツ一体だけか。もしかして舐めてるつもりか?」

勇者「だとすれば 貴様は僕を侮り過ぎているな!」  女神「いえ、十分だと思います」

勇者「……どうしてお前が答える!?それより凄い汗だぞ、女神」  女神「勇者よ」

女神「骨は拾いますわ。残っていればの話ですけれどもねっ!」

勇者「冗談でも言って良い事と悪い事があるだろうがッ!! …修羅勇者、そこの女神は気にするなよ」

修羅勇者「・・・・・・・・・。」  金髪女神「別にお前を見縊っているワケではない」

金髪女神「だが、『コレ』が終われば俺はすぐにレア装備ドロップ目当てで作業を続ける。その為にも仲間を無駄に浪費はできない」

勇者「その考えこそが舐めているのだと言うんだッ足元見やがって…!!」

女神「勇者、それより気づいてしまいましたよ 私。ここまで魔物の姿を一匹も見かけなかったのは」

女神「あの修羅勇者が全て狩り尽していたからでしょうねぇー……」 勇者「何だと?」

女神「倒しても、さらに新たに沸いた魔物を倒し続ける。それをひたすら繰り返すことを彼は『作業』と呼ぶのでしょうね」

女神「つまりですわ 勇者! この限定ダンジョンは修羅勇者専用の『狩り場』と化しているのです!」

勇者「一人占め……だけど、そんな事が可能なのか?」

金髪女神「もちのろんで可能よ。伊達に『最強』の称号を背負った勇者じゃないのよ、修羅勇者ちゃんはね」

女神「まさかとは思いますけれど、上の酒場にいる勇者たちは別にダンジョン攻略を諦めているからではなく」

女神「コレを知っていて、渋々手を出せずにいるのでは……邪魔をすれば修羅勇者に獲って食われるという考えから」

勇者「修羅勇者…さてはマッチョ勇者がバトルを挑んで来たときも、今と同じように一体の仲間だけで」

勇者「侮っているつもりでないとすれば、お前は『自惚れ』てやがるぜ! 王様気取りか、たかが勇者の一人の分際でさ!」

女神「どうして怒りをわざわざ買おうとするのですかバカ勇者はぁー!!」

女神「もう、喧嘩腰でこの後『漆黒を纏いし者・しげる』についての情報を訊き出せると思っているのですか!?」

勇者「女神はそこで黙って聞いていろ。僕はこういう気取った野郎が一番嫌いなのだ、常に上から目線ってヤツがよ!」

修羅勇者「・・・・・・・・・。」  金髪女神「俺は怨まれるような話をしたつもりはない」

金髪女神「戦わないのか? 早く戦おう。お前の力に興味がある」  女神「戦闘狂でコンプ厨…」

金髪女神「そちらから自由に、いつでも仕掛けて来るが良い。それで『合図』だ…そうよ、さっさと始めちゃってよねー!」

キミは 『アパレル商人』の魔弾を 修羅勇者めがけて 撃ちはなった!

勇者「じゃあな!くたばれ、『お山の大将』ッ!」  女神「くたばらせてはダメでしょうに…」

女神(もっとも、今回ばかりは 勇者よ。あなたが『くたばる』かもしれませんわ……!)


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