過去ログ - 双葉杏「プロデューサー……なんで……?」
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16: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/10/18(金) 20:20:38.72 ID:tTpjpReZ0

 彼女に振られた。彼女は去り際にこう言った。「貴方は私の心をちゃんと見てくれなかった」と。

 なんだよ、心を見なかったって。

以下略



17: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/10/18(金) 20:21:44.37 ID:tTpjpReZ0

 兄貴が何故死んだのか、当然と言えば当然だが、その原因は調べられた。
 その中で知ったことだが、兄貴には彼女はおろか、友達すらいなかったらしい。

 正直、ちょっと信じられなった。
以下略



18: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/10/18(金) 20:22:32.91 ID:tTpjpReZ0

 就職活動はめんどくさがって始める時期が遅かったため難航した。

 夢と目標をきっちりと定め、真摯に取り組みましょう……めんどくさがりの俺としてはゲロゲロゲー、ってな思いだった。

以下略



19: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/10/18(金) 20:23:15.93 ID:tTpjpReZ0

「くっはー……疲れるぜぇ……」

 雑用を任されながら、業務を必死に覚えて行く毎日。
 事務所自体が新興と言うこともあり、とにかく仕事は動いて覚えな! ってな昔の丁稚奉公みたいなスタイルだった。
以下略



20: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/10/18(金) 20:24:13.44 ID:tTpjpReZ0

 入社して半年にて、俺は本格的にプロデューサーとしての業務を任されることとなった。

「しかし、プロデュースする娘も、自分でスカウトしてこいとは……中々に骨が折れるぜ……」

以下略



21: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/10/18(金) 20:25:58.24 ID:tTpjpReZ0

 そうして酔っ払いながら深い眠りに着くときには、俺は昔の夢をよく見た。
 
 時代は小さい頃……まあ、よく一緒にいた小学生時代のものだった。
 だが、その時の兄貴は俺達と一緒に笑って遊んでいた筈なのに……俺達の輪から外れた所で、睨むようにこちらを見ていた。
以下略



22: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/10/18(金) 20:26:35.05 ID:tTpjpReZ0

「くっ……あったまいてぇ……昨日、少し飲みすぎたかな……」

 その昔の夢から覚めて、癖になった様に目覚ましを覗く。

以下略



23: ◆BHsoERvI06Cm[saga]
2013/10/18(金) 20:27:19.91 ID:tTpjpReZ0

「いやだ! 絶対に働かないぞ!」

 準備を終えていざ出社、と言う時に、なにやら言い争う声が聞こえた。
 
以下略



24: ◆BHsoERvI06Cm[sage]
2013/10/18(金) 20:28:42.87 ID:tTpjpReZ0
……今回ここまでです。早ければ明日の夜、そうでなくても明後日の夜には再開したいです。


25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/18(金) 20:43:26.58 ID:VxyLNfhvo



26: ◆BHsoERvI06Cm[sage]
2013/10/18(金) 21:40:23.39 ID:tTpjpReZ0
……誤字訂正しておきます。すみません。

>>21の7行目

×だが、夢を似ている俺の意識は、その険しい顔をした兄貴を捕えている。
以下略



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