2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 01:16:34.73 ID:+2gJpO68o
「春香、やはり帰るべきでは?」
「あはは……怖がりだなぁ。貴音さんは」
「そういう問題では……」
嫌な予感がすると、
私はすでに何度も言っていたはず。
なのにもかかわらず、
肝試し紛いのことを行ってしまった
「大丈夫ですよ。ちゃんとお祓いも、お清めだってしたんですから」
「し、しかし……」
当然、春香一人で行かせるわけにもいかずについてきてしまったわけで、
正直……怖くて仕方がなかった
「大丈夫ですよ、いざって時は私がいます」
そんな私の腕を春香はつかみ、
元気な笑顔を見せてくれた
「春香……」
でも、不安と恐れは拭えず、
表面上だけを取り繕った私の笑顔をあざ笑うかのように、
風が廃校のがらすを撫でて奇怪な音を響かせていた
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