過去ログ - まほ「みほが公式試合で私が好きだと言ったらしいのだが・・・」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 20:51:46.14 ID:qdXsAWWu0
「ゥッ……ッ」

「え? お、お姉ちゃん? 泣いてるの? え、え?」

みほがむくりと起き上がった。さすが、耳がいい。

「あ、いや……こっちを向くな」

「わ……私もしかしてひどいことを? 傷つけ……?」

妹はかなり慌ててた様子で布団を剥いだ。

「何でもない、気にするな。おい、こっちに寄ってくるな」

四つん這いで心配そうな顔をして、みほが私のすぐそばまで来て、頭を垂れる。

「おお、お姉ちゃんを泣かせちゃうなんて……ど、どうしよう」

私の涙はというと、久しぶりに泣いたものだから止め方すらよく分からない。
とめどなく流れている。枯れるまでこのまま、流れるのかと思うと、少し怖い。

妹に泣いている所を見られるのはそれ以上に遺憾ともしがたい状況だが。

「ちょ、ちょっと夜風に当たってくる」

「お姉ちゃん、待って!」

私が立ち上がろうとした瞬間、みほが右腕を引っ張った。右斜め後ろに重心を傾けることになった私は、みほに覆いかぶさるように倒れこんだ。と、2秒ほどで自分の状況を悟り、目を瞑った。


ドサッ―――




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