過去ログ - 少年「それが、僕の名前……」
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501: ◆tsRpeCzooQ[saga]
2013/11/17(日) 23:57:09.11 ID:I/CSmWAw0


セム「(剣、いらないかな?)」


手放す、そして対峙。

目を離さぬまま、見つめ合う。

目を閉じているのに見つめ合うと言うのも可笑しな話しだが……


セム「(少しだけ分かった。怖がってるのは僕じゃなかった)」

セム「(怖がってるのは、『そっち』の方だったんだ)」


セムは何を仕掛けるでもなく、語り掛けた。目の前の、幻想の自分に向けて、伝える。

恐怖の根源たる死神、彼は訴えていたのだ。

失う恐怖とその悲しみ、過去の自分、そして犯した罪の重さを……


死神は語り出す。




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