11:1[saga]
2013/10/10(木) 20:59:24.21 ID:eeFjN9cE0
響「うがー! どうしよー!!」
世界の中心でもなければ商店街の中心でもない場所で、愛でもない叫びをあげた。
通行人もなんだなんだと一斉に視線を向けるが、早く家に帰りたいのか、それとも買い物がしたいのか、
自分には一向に解らないが、じきに視線の集中砲火は数十秒前と同じようになった。
恥ずかしさと申し訳なさ、そして虚しさが同居した胸の内が重くなったのか、
がっくりと肩を落とし、振り子のような涙を流す。
響「…………………………ん?」
何故だか左耳が騒がしい、とても賑やかなオーケストラだ。
小さな音楽楽団の正体を突き止めるべく、瞳をそちらに向けると。
そこにはとても小ぢんまりとしたペットショップがあった。
見たところ外装は比較的新しく、汚れも目立たない。
ショーケースの中には犬や猫と言った、ペットの定番といった動物達が道行く人に愛想を振りまいている。
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