14:1[saga]
2013/10/10(木) 21:00:48.29 ID:eeFjN9cE0
・ ・ ・ ・ ・
響「べっぴんさんでも元気にえいさー てんつくてんつく ちんとんしゃーん♪」
透明の袋を両手に持ちながら、鼻歌を口ずさむ。
その数、実に11個。 ペット用のケーキで良かった。
もし人が食べるくらいの大きさだったら、こうやって手で持ち帰ることは不可能だったろう。
重さもそれほどで、いつもの買い物帰りとそう変わらない。
軽い足取りで帰路につきながら、やっぱり自分は動物が好きなんだなーと思い至る。
結局、自分のプレゼントではなく、家族たちのプレゼントを買ってしまった。
でも、これで良いんだ。
家族たちの喜ぶ顔が、自分への最高のプレゼントなんだから。
響「へへ、みーんな食べてくれると良いなー。 あ、モモ次郎やオウ助には多いかもなー」
どうしよー、と言いながらも声はとてもダンサブルだ。
もし多かったならワニ江やぶた太が食べてくれるだろうし、それほど心配は無い。
それよりも今は早く家に帰ってみんなにプレゼントしたいという気持ちだけが先走っている。
自宅のあるマンションのエレベーターを待つのも惜しい。
思わず足踏みをしたり、安全扉の窓から今どれくらいまで来ているのかを確認してしまうほどに。
21Res/14.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。