2:1[saga]
2013/10/10(木) 20:54:31.24 ID:eeFjN9cE0
ベッドの上で特に何もすることも無く、ただダラダラと時間を浪費する。
携帯を少しいじっては手離し、いじっては手離しを繰り返していた。
液晶の右上に表示されている時間は、昼御飯を終えた午後二時だった。
仕事があれば、スタッフの人やファンのみんなに祝ってもらえるだろう。
例えそうでないとしても、仕事があれば誕生日ということを忘れられる。
……言っておくが、自分の誕生日を祝ってくれる友人が居ないわけではない。
実際、携帯には日付が変わった瞬間にお祝いのメールが送られてきた。
しかし、なんというか、まぁ。
こういう事は、メールよりも直接会って言われた方が嬉しいものなのだ。
だが、あいにくその友人たちは総じて今会えない状況にいる。
その友人たちは、「アイドル」という職業に就いていて、
そしてなんと、喜ばしいことに人気も急上昇中で、多忙な毎日を送っている。
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