127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/07(土) 01:12:30.60 ID:Ok4hVmS10
遅咲きの桜達が花びらを散らきった四月の下旬。
黒と蒼のISが、晴れ渡る空で舞う。
黒のISはヒラヒラと、まるで蝶のように空で舞う。
蒼のISはそれを追い、鳥のように空で舞う。
生徒達は、みな空を見上げていた。それは、二人が織り成すワルツの美しさに見とれていたからだ。
それぞれの口からは、その美しさを褒め称える言葉や自分もあのようになりたいと思う願望の言葉が飛び交っていた。
「セシリアも大変だな………」
箒は、眩しい日差しを手で遮りながら言った。
「織斑くんにセシリアさん、なかなかいい腕してますねぇ………」
真耶は、二人を見つめて怪しく笑う。それは、単純に一人のIS乗りとして二人を見ていたからだった。
そして、それ等を見つめる千冬の顔は、何処かやるせなさそうだった。
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