過去ログ - 一夏「祈るがいい」
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136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/07(土) 02:15:21.26 ID:Ok4hVmS10

「い……ちか………?」

さっきのやりとりを影から見ていた少女は、自分の目と耳を疑った。もちろん、どこの誰かも知らぬ二人の女にエスコートされていた事ではなく、クラス代表である事でもなかった。
違ったのだ。自分の見たものの根本的な何かが、自分が知っていたはずの存在と。
少女は、ただそこに立ち尽くした。そして、その間に様々な考えが頭の中を巡る。
あの男は同姓同名の人違い、きっと訓練で疲れきっていただけ、突然消えたあの日から何かあった、もしかしてあれは幻か何かだったのではないか、と色々な考えが彼女の頭を駆け巡る。もし、さっき見た男がそうならば、クラス代表ならば自分にとっては都合がいい。本物か、それとも偽物かを確かめられる方法がある。
少女は、ゆっくりと振り向き徐々に走り出した。今、自分がすべき最善策をとるために一直線に本校舎へと駆けていった。


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