176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/07(土) 23:50:52.10 ID:+Iffax4Y0
鈴「ねえ、一夏………」
一夏「……………………」
鈴「三年前に急にいなくなってさ………その間にあたしや弾も心配したのに………みんな忘れちゃったの?」
鈴「あれだけ馬鹿みたいに騒いだりしたりしてさ、今思えば何してんの、って思えるぐらいだったのに?」
一夏「……………………」
鈴「三年の間にあんたに一体何があったの?」
一夏「……………………」
鈴「そんなもんだったの?あたし達の仲ってのはさ」
鈴「そんなもんだった、で説明がつく程度のものだったわけ?」
一夏「……………………」
セシリア「鈴さーーーー」
箒「待て、私達が口を挟める話ではない」
セシリア「ですけど………一夏さんは記憶をなくしていらっしゃるのに…………これではあまりに一方的過ぎますわ」
箒「そうだとしても、これは………鈴と一夏の問題だ」
鷹月「そうらしいね、のいとこうか」
相川「合点承知」
本音「承知の助ー」
鈴「何とか言ってよ………そんな………そんな顔してないでさ………」
鈴「何でそんな寂しそうな顔してんの?一夏………どっかに大切な何かを忘れてきちゃったの?何にも………分からなくなっちゃったの?」
一夏「……………………」
鈴「あの約束は?あんたさ、言ったじゃない………あたしの料理の腕がもっと上達したらさ…………覚えてないの?」
一夏「黙ってないで………答えなさいよ、一夏!!」
一夏「………お前も、俺を………知っているのか………」
ダンッッ
鈴「もういい…………帰る」クルッ
スタスタスタ
鈴「ああーはいはい、そうよね、分かりましたよ。所詮あたし達はその程度でしたって………ことッ…………ッ!」ダッ
タッタッタッ
セシリア「すずさん………」
箒「約束………」
相川「忘れられるのって………辛いね」
鷹月「そうかもね、忘れられる方も辛いけど、思い出せない方も思い出せない方で辛いんじゃない?実際私は体験した事ないから分かんないけど………とにかく、気持ちの整理がつくまでそっとしといてあげるのが正解だよ」
本音「鈴ちゃん………泣きそうな顔してた………」
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