73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/29(火) 00:44:41.10 ID:vSPwT0kD0
真っ黒のそれ。無機質なそれは、誰かを待っているというよりも選んでいるように見えた。今この間は、まるでこの機体が自分を扱うに相応しいとする誰かを選んでいる間のようだった。
一夏は、それに呼ばれたかのようにゆっくりと歩み寄り、その漆黒の装甲に手を触れた。
そして、見つけた。選ぶべき誰かを
初めてISに触れた時とは、まったく違う感覚がした。
割れ響く歌声ような音が頭の中に響いた。
それはまるで、あなたを待っていた、と言っているかのようだった。
そう、このISは選んだのだ。
織斑一夏という存在を。
それは、ただこのISが彼に使われる為に生まれてきたからだ。
199Res/216.84 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。