77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/29(火) 00:50:46.23 ID:vSPwT0kD0
一夏はフィッティングの進行状況を示す数々の情報の中、自分の視界の右端にメールのようなものが表示されているのを見つけた。
「何故こんなものが?」
「設計者からのメッセージか何かでしょうか?」
「見てみないことには分かりませんね」
ヴィンセントの機体詳細は今、真耶の頑張りがあって千冬も見ているモニターに表示されている。性能、特性、センサー精度、出力限界などのスペックはその辺のISを裏回る数値を叩き出す中、一つだけ異様なプログラム、ヴィンセントからでしか操作出来ないプログラムを発見した。
「一夏、出してみろ」
言われた通りに一夏は、そのメッセージの内容を確認する為に表示した。
いいものに選ばれたな、ハンプティー・ダンプティー
このISはお前にピッタリの代物だ。
こいつであれば、お前はそこから動き出せる。
そこに居ては、見えるものも見えやしない。
その一歩を踏み出せ。
躊躇していては、お前は永遠に征くことが出来ない。
お前が、いるべき世界に。
その設計者と思われる人物からのメッセージは、真耶の予想とは大きく違っていた。
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