過去ログ - ほむら「新しいバイトしたいのに杏子が行方不明だわ」
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37: ◆QnqYInc3ms[saga]
2013/10/12(土) 23:10:39.11 ID:QOYZjCsIo
だが杏子はキリカの速度低下を知らない。

この差はあまりに大きく、もはや形勢は逆転したと言ってもよい。

それなのに杏子は自身の固有魔法を封印しようとしている。
以下略



38: ◆QnqYInc3ms[saga]
2013/10/12(土) 23:36:32.45 ID:QOYZjCsIo
ーーとある廃ビル


マミ「いったわよっ!暁美さん!」

以下略



39: ◆QnqYInc3ms[saga]
2013/10/13(日) 00:04:37.13 ID:93EQBE8ro
マミさんは私の撃った魔女ーーの、絵が描かれた空き缶を拾いながら微笑む。

私たちはいま、とある廃ビルにいた。

ここはマミさんが魔法少女を初めたての頃、魔法の練習をしていた場所らしい。
以下略



40: ◆QnqYInc3ms[saga]
2013/10/13(日) 00:24:32.56 ID:93EQBE8ro

ワルプルギスを撃退して以来、私はここでマミさんに魔法の修行をつけてもらっていた。

時間停止を失った私に残された魔法は、左手の盾に備わっている四次元ポケットのような能力だけ。

以下略



41: ◆QnqYInc3ms[saga]
2013/10/13(日) 00:33:23.26 ID:93EQBE8ro
とにかく、今のままでは仲間たちに迷惑をかけかねないし、下手をうてば魔女に負けてしまうかもしれない。

だから私はこうして修行をつけてもらっているのだ。

時間の止められない場合の魔女との戦い方を…。
以下略



42: ◆QnqYInc3ms[saga]
2013/10/13(日) 00:34:16.00 ID:93EQBE8ro
いま私が特訓しているのは、体の向きを素早く変えて正確に射撃すること。

私が目をつむっている間にマミさんが魔女(空き缶)をいくつか適当に放り投げ、それが地面に当たった音がしたら特訓開始。

私は目を開けて、自分の周囲の魔女を出来るだけ素早く狙撃していく。
以下略



43: ◆QnqYInc3ms[saga]
2013/10/13(日) 00:55:05.62 ID:93EQBE8ro

最初はてんでダメだったこの特訓も、マミさんに転身のステップを教えてもらい、最近ではずいぶん上達していた。

事実、さっきもマミさんの投げた五つの魔女を銃弾五つきりで全部撃ちきることが出来た。

以下略



44: ◆QnqYInc3ms[saga]
2013/10/13(日) 00:57:12.93 ID:93EQBE8ro

ほむら「今日もありがとう。文化祭の準備で忙しいでしょうに」

マミ「いいのよ。私の役は通行人Cだから。むしろ最近あまり付き合えなくてごめんなさいね」

以下略



45: ◆QnqYInc3ms[saga]
2013/10/13(日) 01:11:13.49 ID:93EQBE8ro
ほむら「それで、杏子はまだ帰って来ないの?」

マミ「ええ。もう3日よ。さすがに連絡もなしにこれだけ家を空けるのは珍しいわ」

ほむら「まったく、何をしているのかしら。杏子がお化け屋敷がいいってゴリ押ししてたのに、当の本人がいないんじゃ盛り上がらないわ」
以下略



46: ◆QnqYInc3ms[saga]
2013/10/13(日) 04:45:28.49 ID:93EQBE8ro
マミ「探すと大抵高い場所にいるのよね」

ほむら「そうそう!それで探したのよって文句を言うと、うるせえなーってあくび混じりにこう言うのよ」

ほむら・マミ「腹減った」
以下略



47: ◆QnqYInc3ms[saga]
2013/10/13(日) 04:53:20.18 ID:93EQBE8ro
ーー本当に、杏子は猫みたいだと思う。

どうせ今回も、ぶらりと帰って来てくれるのだろう。

そして彼女は、今回の冒険談をマミさんのケーキを頬張りながら得意げに話してくれるのだ。
以下略



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