過去ログ - 浅倉威「プリキュアのアイちゃんと遊んでみた」【グロ注意】
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/12(土) 22:42:47.23 ID:w0h3bGLe0
鏡の中の異世界から帰還すると、鎧が砕け散り、王蛇は元の浅倉威の姿に戻った。
すると、またあの赤子が腕を広げて飛んできた。「きゅぴらっぱー!」と鳴きながら。
こちらに抱きつこうと飛んできた所を、浅倉は優しく受け止め、緩く抱きしめる。
「あい、あい・・・」
その腕の中で、赤子が腕を突き出して甘えてくる。
浅倉にはなぜこの赤子が甘えてくるのか理解できなかった。赤子が甘えるのは庇護を求めるための行為であることが、彼には理解できないのだ。
だが彼は、このような時にどう行動すれば良いのか思い出していた。
モンスター狩りの際に母と赤ん坊を見た経験から、この場の対処法を引き出したのだ。
(ちなみに、その母子は鏡から現れた怪物によって、跡形もなく喰らい尽くされた)。

浅倉は右手で赤子を抱きしめながら、左手で頭をそっと撫でる。
それはずっと昔、彼が母親にしてもらえなかった行為だった。
勿論、彼に母への未練はない。あるのは憎悪、怒り、そして苛立ちだけだ。
彼にはそれしかないのだ。ずっと昔から、彼には殴るか殴られるかの2択しかなかった。
彼はずっとその2択で生きてきた。これは変わることはない。変えられる者もいない。
浅倉威は怪物なのだ。今までも、これからも。


「あいぃ・・・、きゅぴぃ・・・」赤子は先ほどの暴れぶりが嘘のように大人しくなった。


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