過去ログ - モバP「おっぱいの形がくっきりだ」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/12(土) 22:46:41.76 ID:nJVNbKbhO
(お通夜の会場みたいだ)
あくまで心中でそう呟く幸子。
アイドル事務所とはとても思えない死んだ空気に、幸子はやれやれと首を振った。
が、この状況下において、何よりも強く違和感を発しているのは。
「……申し訳ありません、その件に関しましては、今分かるものが居りませんので、また折り返し――」
これだ。
幸子の後方で電話対応をしているのは、島村卯月。
この事務所の中で、アイドルとしてなら一番年長の彼女は、普段通りの明るさで、だけど丁寧に電話に応じている。
違和感の原因は、別に卯月の様子がおかしいとか、そう言う訳ではなくて。
おかしい、と言うのは、彼女が電話に出ていること自体がおかしいのだ。
確かに、この事務所はアイドルの数が少なく、同じくバックアップする人員、事務員の数も少ない。
少ないと言うか、一人だけだ。
千川ちひろ。
彼女がこの事務所唯一の事務員であり、無論、普段電話を受けているのも彼女だ。
しかし、彼女が他の電話に出ていたり、手が空いていなかったりする時は、その限りではない。
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