過去ログ - とある虚実の夢幻世界 ーデイドリームー
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yu-ki
2013/10/13(日) 16:51:03.87 ID:gYiMOe650
上条「ぜぇ・・・・・・はぁ・・・・・・ッ、ぜぇ・・・」
当てずっぽうに走っているが、一体どれくらいの距離をどれくらいの間走ったのだろうか。
いつの間にか馴染みある鉄橋の上をほとんど歩きと変わらない速さで移動していた。
鉄橋の半分ほどを過ぎると、体力の回復と追っ手の確認のために一旦立ち止まった。
膝に手をつき呼吸を整える。すると、少し冷静になったのか、先ほどから罵る声も追いかけてくる足音も聞こえなくなっていることに気が付いた。
上条「はぁ・・・・・・、撒いた・・・のか?」
額の汗を手で拭いながら、安堵の息をついた。
だが、上条当麻は「不幸」である。
安心している最中、後ろからトントンと肩を叩かれた。
思わず「ひぃッ」と情けない声を漏らしてしまうが、勇気を振り絞ってまるで壊れかけのブリキのように頭を後ろへと回転させる。
そして、
御坂「えーい!」
右頬に人差し指が刺さった。
上条「うぉッ・・・・・・てビックリしたぁ・・・美琴かよ・・・」
ファミレスで絡まれていた「とある女の子」、御坂美琴である。
そして俺の幼馴染み、兼妹といった関係だ。かれこれ十年以上といった長い付き合いになる。
その彼女は不良に絡まれた後でも、何事も無かったかのように俺をからかう。
美琴「よっ。お疲れさまね、当麻」
俺もとりあえず、よぉと返した。
上条「つーか、何でお前までここに? ・・・もしかして、後ろの連中が追ってこないのって」
美琴「うん、私がやっといた」
彼女の頭から青白い一筋の閃光が走る。それは電気だった。
これは一体どういうことか?
その問にこの街の人々はすぐ答えるだろう。
ここは「学園都市」。
東京都西部を切り拓いて作られたこの都市は、外より二、三十年技術が進んだ科学の総本山であり、
又、「超能力開発」が学校のカリキュラムに組み込まれており、人口230万人の実に八割を占める学生が日々「頭の開発」
に取り組んでいる・・・
上条「ったく、人がせっかく・・・」
その中で、彼女の能力は「電撃使い(エレクトロマスター)」に分類される。
しかし、ただの「電撃使い」ではない。
この街では超能力をLevel0からLevel5といった6段階評価でランク分けされる。
つまり、下は何の才能もない大勢の一般人から上は凄い才能を持った一握りの天才ということだ。
そして彼女は、なんと7人しかいないLevel5の一人、第三位の「電撃使い」
又の名を「超電磁砲(レールガン)」と呼ぶ。
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