過去ログ - 美琴「お兄ちゃん!」一方通行「おォ、美琴かァ」
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47:鬼桜 ◆aVMyA5iujQ[saga]
2013/10/14(月) 20:11:21.13 ID:sCmP6thZ0


†††


 結論から言うと、集合時刻十分前には、待ち合わせ予定である公園に着いていた。


 考えてみれば当たり前なのだが、美琴の目の前に居る黒子は、こう見えてもレベル4の空間移動能力者なのだ。
 その気になれば、目的の場所まで移動する事にそこまで時間を要しはしない。加えていえば、待ち合わせの場所は先ほどのファミリィレストランから目と鼻の先にある場所だった。

 そもそも、だからこそ美琴は悠長にコーヒーを飲んでいたわけであるのだし。さすがに初対面の相手との待ち合わせに遅れる程、礼儀を失してはいない。

 要するに、黒子がただ一人で焦っていたというだけのことだ。

 やはりもう少しゆっくりコーヒーを飲んでいても良かったと思うのだが、そんなことを言えばまた黒子の小言が始まるだろうから、美琴は何も言わない。

 美琴と黒子は今、公園の片隅に備え付けられたベンチに座っている。


「初春、何をしておりますの、もう五分前だというのに。ましてやお姉様を待たせるなどとは言語道断ですの」


 隣でなにやらぶつぶつと言っている黒子を尻目に、美琴は公園内の景色をぼんやりと眺める。
 小さな子供が多い公園内は、活気に溢れていた。

 何となく子供達の姿を目で追っていると、ある一点で視線が止まる。
 公園の入り口付近に、移動販売車に止まっていることに気付いた。

 かわいらしい文字で、『クレープ』と書かれた看板も確認できる。

 美琴は思案する。

 最近、クレープを食べた記憶がない。

 まだ時間はあることだし、どうせなら、待ち時間の間に食べていようか。
 でも、十分で食べきれる自信は無いし、そもそも先程もファミリィレストランで軽食を摂っている。

 けれど、甘い物が別腹であるのもまた事実で。悩ましい問題だった。

 そんな葛藤を繰り返しつつ、クレープの移動販売車を眺めていた美琴の目に、ある文字が飛び込んだ。


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