過去ログ - 美琴「お兄ちゃん!」一方通行「おォ、美琴かァ」
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55:鬼桜 ◆aVMyA5iujQ[saga]
2013/10/14(月) 20:14:27.67 ID:sCmP6thZ0


 それは、『クレープ』と書かれた看板におまけ程度に添えられている文字だった。
 しかし、美琴にとってそこに書かれている文字はとても魅力的で、吸い寄せられるように視線が奪われる。


 体が無意識に動いた。
 立ち上がって、そちらに向かって歩き出す。


「お、お姉様?」


 驚いた様子の黒子が声をかけるが、それも耳には届かなかった。


『只今、先着100名様にゲコ太ストラッププレゼント』


 看板には、ただそう書かれているだけだった。
 しかしそれは、美琴にとっては魔法の言葉だ。彼女にこれ以上効果のある謳い文句を探す事は難しいだろう。

 「ゲコ太」という言葉はそれ程の力を持っていた。
 一応解説しておくと、ゲコ太とはカエルのマスコットキャラクタである。

 ただ事実を述べるだけならば、それ以上でも、それ以下でもない。

 だが、ゲコ太である≠ニいう事実のみで、美琴を釘付けにしてしまう。


 美琴にもう、迷いは無かった。


 迷う事無く、ゲコ太ストラップをもらう為にクレープを買う事を決めていた。

 いつの間にやら、目的が変わってしまっているが、それは重要な事ではない。
 重要なのは、ゲコ太をゲットする事だ。

 美琴はクレープ屋に向かって歩き出す。


 ――その時だった。


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