過去ログ - 苗木「過ぎ去りし日々の思い出」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/14(月) 23:26:45.82 ID:nMvxsYmQo

 今日は、その石丸くんに誘われて朝のあいさつ運動をやってるんだけど……

石丸「おはよう! 不二咲くん。今日も清々しい朝だな!」

不二咲「お、おはよう、石丸くん」

石丸「うん、いい挨拶だ! 挨拶は一日の始まり、気持ちのよい挨拶は気持ちのよい一日を作る! ところで、兄弟の姿がまだ見えないのだが、何か聞いているかね?」

不二咲「ええっとぉ……実はボク、昨日夜遅くまで大和田くんとメールしてて……だから起きれなかったんじゃないかなぁ?」

 ”超高校級の暴走族”である大和田くんは、見た目の通り硬派な男で、今までケータイも持っていなかったみたい。それで、この間一緒に買いに行って、いろいろ設定してあげたのです。

石丸「なんと! あいさつ運動を蔑ろにするとは……これは如何に兄弟でもビシっと言わねばならんな!」

不二咲「あ……でも、始業時間まではまだ余裕があるよぉ?」

石丸「そういう問題ではない! 『あいさつ週間には、各クラス3人の代表が校門の前に立ち登校してくる生徒に挨拶をすること』。これは校則で定められたれっきとしたルールなのだ! ルールは守らなければならない! なのに……」

 そう言って石丸くんはぐるりと周りを見渡す。

石丸「僕たち以外誰もいないではないか! 76期、77期の先輩方はなにをやって……」

 石丸くんの顔はみるみる真っ赤になり、今にも耳から蒸気を吹き出しそうな位だ。

不二咲「あ、見て石丸くん! ほら、誰か来たよ!」

 ちょうどそのとき、校舎の方から誰かがやってくるのが見えたボクは、慌ててそっちを指さす。なにか立て看板のようなものを持ってるみたいだし、きっとあいさつ運動の人だよね、とボクはそう思ったんだけど……





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