12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/14(月) 23:27:13.18 ID:nMvxsYmQo
澪田「今日放課後、音楽ホールでライブやるっすよ〜」
どうやら違ったみたい。彼女は確か、”超高校級の軽音部”の澪田さん。ボクたちの一つ上の先輩だ。
石丸「……待ちたまえ、君!」
石丸くんが、ビシっという音が聞こえそうな勢いで澪田さんを指さす。
澪田「へ? 唯吹がどうかしたっすか?」
石丸「君のクラスのあいさつ委員は誰だ? どうして誰も来ない!!」
澪田「さー。少なくとも唯吹じゃないっすよ。誰かまでは知らないっす」
石丸「知らないじゃ駄目じゃないか! もっと自分のクラスのことに責任と関心を持たなくちゃ……」
澪田「っていうか、そもそもあんたら誰っすか? こんな朝早くからなにやってんすか?」
石丸「これは失礼した! 僕の名前は石丸清多夏、”超高校級の風紀委員”だ! こっちはクラスメートの不二咲千尋君だ! 我々は今、朝のあいさつ運動の真っ最中だ!」
石丸「君は確か、”超高校級の軽音部”だったな……音楽ホールの使用許可は取ってあるのか?」
澪田「あー。忘れてたっす。あとで取るっすよ」
石丸「校門前での宣伝活動の許可は?」
澪田「へ? そんなのいるんすか?」
石丸「当然だ! 校則にしっかり書いてある。許可がないなら見過ごすわけにはいかないな」
そう言って石丸くんは澪田さんの持っていた看板を奪おうとします。
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