14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/15(火) 00:14:37.73 ID:B7daABnoo
石丸「はぁ……」
大和田「どうしたんだ、兄弟? 元気ねーじゃねえか」
お昼休み。ボクたちは、いつものように(と言っても最近になってからですが)三人でお昼ごはんを食べています。
石丸「……なあ兄弟。正直に答えてくれないか」
大和田「なんだよ、改まって」
石丸「風紀委員というのは、その……人から疎まれたり、嫌われたりする仕事なのだろうか?」
きっと石丸くんは、ずっと朝のことを考えていたのでしょう。珍しく授業中も上の空だったし。
石丸「僕は自分では正しいことをやってきたつもりだった……でも、それ自体が間違っていたのか?」
不二咲「そ、そんなことないよぅ……」
石丸「頼む。本当のことを言ってくれ」
そう言って石丸くんは大和田くんの目を真っ直ぐに見据えます。
大和田「確かに。ウゼーと思うやつも、いるかもな。っていうかぶっちゃけオレもそうだったし」
石丸「やっぱり……か」
石丸くんはがっくりとうなだれてしまいます。
大和田「だけどなぁ……オレは今、兄弟のことが好きだぜ? オマエが誰に嫌われてるって悩んでるんだか知らねえけど……そいつとちゃんと話せば、好きになってもらえるんじゃねえか? 風紀委員じゃなくて、兄弟自身のことを、よ」
そう言って大和田くんは、石丸くんの肩を軽く叩きました。
石丸「そうか……そうだな! うおおおおお! よし! オレはやるぜ、兄弟!」
大和田「おう、その意気だ! それでもごちゃごちゃ言うようだったら、そんときはぶっ飛ばしてやれ!」
石丸「オウ! それじゃあ、行ってくるぜ!」
さ、流石にぶっ飛ばしちゃマズいよね? 澪田さん、女の子だし……
不二咲「い、石丸くん、待って! ボクも行くから!」
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