過去ログ - あずさ「……私、いつか言いましたよね」
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/15(火) 17:37:03.79 ID:nwRmcKA60
しかし、男はすでに気付いていた。 自分は死んでなどいないことに。
理由も理屈も分からないが、自分は生きていてとてつもないことをしてしまったという事実だけはしっかりと認識していた。

男の顔と、地面が一つになる。

以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/15(火) 17:38:07.52 ID:nwRmcKA60
よかった、と男は心から思った。
仮にこの女性が心優しい方でなかったらとっくに警部が動き出していたであろう。
小学生に手を出したわけでもないのにだ。

男がそんなことを考えたのは、近くのアパートから空想ドラマチックガールが流れているからに違いない。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/15(火) 17:39:09.79 ID:nwRmcKA60
男「って、もしかして貴方は」

男が顔をあげると、先ほどまで考えていた人物の顔があった。
はて、知らぬ間に科学テクノロジーはすでにここまで発達していたのだろうか。 脳みその映像を匂い、質感まで完璧に再現することが出来るなんて。
さしもの黒雪姫もこれにはびっくりだろう。 なにせ男はニューロリンカーも、ましてやブレインインプラントチップなどもつけていないからだ。 そもそも開発されてさえいないが。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/15(火) 17:41:22.39 ID:nwRmcKA60
男「三浦、あずささん……?」

あずさ「あら。 私のこと知っているんですか?」

うふふ、嬉しいわぁと、三浦あずさは音符が浮かんで見えるくらいの笑顔とともに口にしたが男はまだ現実を受け入れることが出来なかった。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/15(火) 17:42:43.18 ID:nwRmcKA60
男「何か、悲しいことでもあったんですか?」

やめとけばいいのに、と男は言ってから思った。
すぐに三浦あずさの顔も暗くなる。

以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/15(火) 17:44:06.76 ID:nwRmcKA60
あずさ「ここの近くに公園があるんです。 そこまで着いてきてくれますか?」

男「もちろんです」

三浦あずさが一歩踏み出すたびに、男も一歩前に出る。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/15(火) 17:45:44.05 ID:nwRmcKA60
男「あ」

あずさ「? どうかしましたか?」

男「……いえ、なんでも」
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/15(火) 18:03:43.27 ID:pFbeIWHqo
キモイ


23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/15(火) 18:13:15.85 ID:nwRmcKA60
しばらく歩くと公園に到着した。

あずさ「そこのブランコでいいですか」

男「えぇ、構いません」
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/15(火) 18:14:39.16 ID:3ZTMpq1lo
>>9
ss書く上で自分に足らない部分がわかってるなら調べてから書けばいいんじゃないの?


25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/15(火) 18:18:45.15 ID:nwRmcKA60
あずさ「実は私、今日が誕生日なんです」

男「そうなんですか! おめでとうございます」

急な告白だったが、だから何なのか男には分からない。
以下略



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