過去ログ - 一方通行「とある低能力者の鈴科百合子」上条「はいはいダウト」
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405:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[saga]
2014/01/30(木) 18:37:08.09 ID:CQaRNVZ50

「なぁ、ちょっと待っ……」


百合子の腕に触れようと伸ばした手が、弾かれる。

払われたのかと思ったが、違う。

彼女の手が触れたようには見えない。

何より百合子自身が弾かれた本人より驚いた表情をしていた。

二人共、立ち止まる。


「……ユリにゃんって。能力者やったんよね。そういやどんな能力か聞いとらんかったなぁ」


自分の触る物を弾くような能力だったのか、と。

青髪ピアスが笑うが、百合子はまごついた。


「いきなり触ろうとしてごめんな？」


いつも通りの明るい声で謝罪する。

だが百合子は何も言えず、口で浅く息をする。

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