過去ログ - 七海「君と」罪木「彼女と」日向「彼女の恋」
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◆A./pWd82aQ
[saga]
2013/10/16(水) 19:43:49.34 ID:rl6CVVlao
Loop 1
毎日は、階段のように過ぎていく。一度疑問に思ったその途端、足をあげるのが辛くなる。だから、一歩一歩、何も考えずに、上る。
階段だから、別れ道はなく。「あの時ああしておけば」なんて後悔は無意味で。「人生は選択の連続だ」なんていうのは、失敗してから振り返って思う、後悔の搾りかすみたいなものだ。
過去の少し先にある、当たり前の明日へ。一歩一歩、進んでいく。その行き着く先がどんな未来か――それは、まだわからないけれど。
階段から外に出て、目映い夕陽の色が視界を染めた。一般生徒は――例え、本科であってもだ――出入りできない、学校の屋上。
見慣れたはずの光景だが、少し時間が遅いだけで、全く違った場所に見える。
SSWiki :
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2
:
◆A./pWd82aQ
[saga]
2013/10/16(水) 19:44:23.24 ID:rl6CVVlao
日向「左右田、いるのか?」
呼びかけても返答はない。静かに秋の風が吹き抜けるだけだ。コンクリートの継ぎ目に草が生えていて、野ざらしで置いてある机は錆び付いている。
以下略
3
:
◆A./pWd82aQ
[saga]
2013/10/16(水) 19:44:56.57 ID:rl6CVVlao
Pipipipi……
日向「ん?」
以下略
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