過去ログ - 七海「君と」罪木「彼女と」日向「彼女の恋」
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2: ◆A./pWd82aQ[saga]
2013/10/16(水) 19:44:23.24 ID:rl6CVVlao

日向「左右田、いるのか?」

 呼びかけても返答はない。静かに秋の風が吹き抜けるだけだ。コンクリートの継ぎ目に草が生えていて、野ざらしで置いてある机は錆び付いている。

以下略



3: ◆A./pWd82aQ[saga]
2013/10/16(水) 19:44:56.57 ID:rl6CVVlao

 Pipipipi……

日向「ん?」

以下略



4: ◆A./pWd82aQ[saga]
2013/10/16(水) 19:46:15.68 ID:rl6CVVlao
 1:以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/16(水) 19:43:49.34 ID:rl6CVVlao

 毎日は、階段のように過ぎていく。一度疑問に思ったその途端、足をあげるのが辛くなる。だから、一歩一歩、何も考えずに、上る。

 階段だから、別れ道はなく。「あの時ああしておけば」なんて後悔は無意味で。「人生は選択の連続だ」なんていうのは、失敗してから振り返って思う、後悔の搾りかすみたいなものだ。
以下略



5: ◆A./pWd82aQ[saga]
2013/10/16(水) 19:46:45.90 ID:rl6CVVlao

日向「これ、掲示板かなにかか?」

 適当にボタンを押してみると、更に画面が切り替わる。

以下略



6: ◆A./pWd82aQ[saga]
2013/10/16(水) 19:47:33.56 ID:rl6CVVlao

 今度起動したのは、いわゆる「萌え」なゲームだった。友達がやっているのを見たことがある。俺自身はやったことはない。……ないはず、だ。なのに

日向「知ってる……?」

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/16(水) 19:49:51.58 ID:byTL9qqCP
おお!なんか期待
するで


8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/16(水) 19:50:30.40 ID:M8bBMXA6o
仲間にする


9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/10/16(水) 19:50:39.13 ID:nw5X6zCO0
する


10: ◆A./pWd82aQ[saga]
2013/10/16(水) 19:55:35.63 ID:rl6CVVlao

???「……おめでとう。七海千秋が仲間になった!」

 どうやら彼女の名前は七海千秋というらしい。彼女は、スクリと立ち上がると。

以下略



11: ◆A./pWd82aQ[saga]
2013/10/16(水) 19:56:17.99 ID:rl6CVVlao

罪木「ひ、日向さぁ〜ん! どこですかぁ〜?」

日向「つ、罪木!?」

以下略



12: ◆A./pWd82aQ[saga]
2013/10/16(水) 19:56:57.64 ID:rl6CVVlao

 罪木蜜柑は、俺の幼なじみ兼クラスメート……ではない。単に同じ学校に通っている、というだけの間柄だ。更に言えば、授業を受ける校舎さえ違う。”超高校級の保健委員”の才能を持つ彼女は、この市立希望ヶ峰学園の本科に――一方の俺は予備学科に。もはや人生の成功が約束された彼女と何の才能も持たない俺の間には、とても深い、深い……溝がある。

 そんな俺のことを、彼女が何故慕ってくれているのか――まあその話は後でするとして。だから、俺と罪木が付き合っている、なんて事実はない。断じてない。

以下略



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