過去ログ - 真「ボクは雪歩の何になれるのか」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/16(水) 21:41:52.71 ID:2tUqkwsno
それから簡単に自己紹介を済ませ、彼女はプロデューサーから色々と説明を受けた後、
ボクのレッスンの見学を見学していった。

彼女が帰ってから、ボクはプロデューサーに文句を言った。主に彼女の態度とかについて。
男に間違えられるのは今まで珍しくは無かったけど、彼女には殊更腹が立った。なんとなく。

「萩原さん、男性恐怖症らしくて」

「ならなおさら!あらかじめ性別を言っておくとか……」

「分かると思ったんだけど」

「…………」

「俺が悪かったよ。これから二人でやっていくわけだし、
 萩原さんのことは大目に見てくれないかな」

「……分かってます」

分かってたら、わざわざ文句なんか言わないくせに。
一つ溜息をつき、乱暴に鞄を取った。

「……ボク、帰ります」

プロデューサーは送るよ、と机の上の車の鍵を掴んで立ち上がった。

ボクの返事も聞かずさっさと外へ出たプロデューサーの後を追い、
背中にありがとうございます、とお礼を言った。


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