過去ログ - 真「ボクは雪歩の何になれるのか」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/16(水) 21:44:30.67 ID:2tUqkwsno
萩原さんがレッスンに参加し始めて、三週間経った。
いつものレッスンをこなした後、二人で事務所のソファーでくつろいでいた。
「菊地さん、っていつもあれくらいできるの?」
あれくらい。
今日のレッスンで、トレーナーさんに言われ、萩原さんが躓いたところの手本を示した。
大して難しくない箇所だけど、萩原さんは失敗ばかりしていた。
「練習すれば、じきできるよ」
「そっか……」
彼女は小さく溜息をついて、何もないテーブルの上に視線を落とした。
その横顔に、思わずどきりとした。
ちょっと影のある表情をするだけでこんなにも画になるんだ。ずるい。
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