過去ログ - みく「みくは今、とても幸せです、にゃ」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 18:31:52.34 ID:U8U4QZT20
P「すみません、ここに前川みくさんがいらっしゃると聞いたのですが、入ってもよろしいですか?」

 聞き覚えのある声。

 忘れていない。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 18:32:45.02 ID:U8U4QZT20
みく「誰も着替えていにゃいから、入ってもいいにゃ」

 しまった、と思った。

 居留守を使えば、特に面倒もなく家に帰れたのに。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 18:34:05.12 ID:U8U4QZT20
P「よかった。まだいたんだ。少し前にライブバトルが終わったと聞いて、もう帰っちゃったかと思ってた」

 控室に戻る前、ぼんやりとしていた時間のせいで、こうして再会する事となった。

 その事を教えてあげる必要はないから、お久しぶりにゃ、と挨拶をする。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 18:35:12.48 ID:U8U4QZT20
 この人も、近くのパイプ椅子を引き寄せて座る。

 その表情は、単なる世間話をしに来たと言うには、険し過ぎるというか、難し過ぎるというか、ちょっと怖い感じだった。

P「真面目な話があるんだ。前とは違って、少し時間がかかるかもしれないけど、いいかな?」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 18:36:08.27 ID:U8U4QZT20
 ありがとう、と目の前の人は言って、一度口を閉じた。

 言い難い事らしく、少しの間、沈黙の空気が漂う。

 非常に居た堪れない。
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 18:37:11.34 ID:U8U4QZT20
P「君について、色々な噂を耳にした。だから、勝手だけど色々調べさせて貰ったんだ」

みく「……」

 みくは今、どんな表情も浮かべていないと思う。
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 18:38:50.65 ID:U8U4QZT20
P「前に会った時、気付いておけばよかった。何日も遅れて、ごめん」

みく「それで……それで、どうするつもりにゃ?」

P「君さえよければ、ウチの事務所に――」
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 18:40:58.68 ID:U8U4QZT20
P「君が酷い思いをして来た事は、理解しているつもりだ。だから、無理強いはしない」

 そう言いながら、控室のドアへこの人は向かった。

 ドアを開け、一歩出た所で立ち止まり、みくの方を見ないまま、最後の言葉を残す。
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 18:41:48.14 ID:U8U4QZT20
 アイドルを辞める、とだけ書いたメールを担当プロデューサーに送って早数日、みくは平々凡々な生活に戻った。

 学校の友達と街を歩いたり、カラオケとかに行ったりと、無駄な事に浪費していた時間を取り戻す勢いで遊んだ。

 うん、無駄。
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 18:43:36.89 ID:U8U4QZT20
 担当プロデューサーからの連絡もない。

 ライブバトルをするためのメールすら途切れた。

 わかり切っていた事だったから、落ち込んではいない。
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/17(木) 18:44:07.36 ID:McJQPyKOo
チュートリアルで必ず負ける役目な訳だし
最低350万回は負けてる計算になるよな


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