過去ログ - みく「みくは今、とても幸せです、にゃ」
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42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:17:16.70 ID:U8U4QZT20
ちひろ「みくちゃんをこの事務所に誘いに行った後、もったいないなぁ、って何度も呟いていましたしね」

みく「もったいにゃい?」

ちひろ「みくちゃんならすごいアイドルになれる、って確信がプロデューサーさんにはあったようですよ」
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:19:09.12 ID:U8U4QZT20
P「ただいま戻りました」

 お茶をお代わりして、それも半分ほど飲んだ頃、この事務所のプロデューサーが戻って来た。

 おかえりなさい、とちひろさんは迎え、視線でみくがいる事を伝えていた。
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44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:21:25.98 ID:U8U4QZT20
P「アイドルとして、復帰してくれるんだね?」

みく「本音を言うと、まだ迷ってるにゃ」

P「うん、仕方ないよ。少し前まで、大変だったんだから。前も言ったけど、俺らに無理強いをさせるつもりはない」
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45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:23:14.43 ID:U8U4QZT20
みく「でもにゃ〜、Pチャンはアイドルの足を舐め回そうようとする変態さんだからにゃ〜」

P「おまっ! なんでその事を!」

ちひろ「……プロデューサーさん、正直ドン引きです」
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46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:24:04.63 ID:U8U4QZT20
 久しぶりに――本当に久しぶりに、みくは笑ったよ。

 心の底から、素直に。

 決して自分を偽る事なく、みくは笑えた。
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47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:25:07.84 ID:U8U4QZT20
 所属事務所が変わって、一ヶ月。

 新鮮な事ばかりだった。

 初めて受けたレッスン。
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48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:26:27.18 ID:U8U4QZT20
 張り合える仲間がいるのも嬉しかった。

 隣でレッスンに励むさっちゃんは、努力なんてしませんよ、なんて口では言うタイプだけど、いつもみくより真剣に取り組んでた。

 だから、負けたくないと思って、みくも高いモチベーションを維持出来る。
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49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:29:18.02 ID:U8U4QZT20
 CD販売と言う事で、サイン兼握手会のお仕事もしたよ。

 アイドルとして、初のお仕事。

 ……うん、まぁ、そんなに人は集まらなったけど、みくはくじけないよ!
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50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:30:25.22 ID:U8U4QZT20
みく「何度目かの質問になるけど、みくの相手は、本当に前のみくみたいな人じゃにゃいんだよね?」

P「もちろんだ」

みく「うん、なら本気でやるにゃ」
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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:31:20.90 ID:U8U4QZT20
 深く息を吸って、ゆっくりと吐く。

 それでも、心臓の音がうるさい。

 初めてのライブバトルの時よりも、ずっと。
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52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:32:27.73 ID:U8U4QZT20
 絶対に負けない。

 負けるわけにはいかない。

 一度は折れたみくを拾って、ここまで連れて来てくれたPチャンのためにも。
以下略



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