過去ログ - 智代「もうすぐ陽平たちの卒業式だな……」
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1: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:00:16.89 ID:qfGSPTTPo
CLANNADのSSです

春原「なあ、岡崎。なんとかして坂上智代を僕に惚れさせる事って出来ねえかなぁ」
ex14.vip2ch.com

上記SSの続編となります
よろしければお付き合いください
次から投下開始です

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2: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:01:46.63 ID:qfGSPTTPo
雪解けの季節がやってきた。

僕らがあの学校に通うのも、明後日で終わりだ。

なんだかんだ言いつつ通い続けた、この三年間。
以下略



3: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:03:03.83 ID:qfGSPTTPo
春原「……まあ、その、なんだ。僕は卒業したら一度実家の方に帰るけどさ、すぐにこの町に帰って来るよ」

智代「ああ、待ってる。陽平と、また一緒に過ごせるようになるのを」

春原「ふん、待ってるのはいいけど、一人暮らしの僕の部屋に入り浸るのだけは勘弁してくれよな」
以下略



4: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:03:50.88 ID:qfGSPTTPo
春原「だ、ダメだダメだっ!!僕は卒業したら社会人だけど、智代はまだ学生なんだぞっ!!その、そういうあれは、……とにかくダメだっ!!!」

智代「……どうしてもダメか、陽平?」

智代は潤んだ瞳で、僕にそう問い詰めて来る。
以下略



5: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:04:34.35 ID:qfGSPTTPo
コンコン

美佐枝『春原ー、あんたに電話来てるわよー?』

ドアをノックする音が聞こえると同時に、僕と智代はものすごい勢いで距離を取る。
以下略



6: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:06:07.44 ID:qfGSPTTPo
寮のロビーに行き、電話に出る。

春原「もしもし」

『あっ、お兄ちゃん?わたしだよ、芽衣』
以下略



7: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:06:44.69 ID:qfGSPTTPo
部屋のドアを開け、中へ入る。

智代「あ、お、おかえり、陽平」

春原「? どうしたんだよ、智代。なんか様子が変だぞ」
以下略



8: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:09:13.63 ID:qfGSPTTPo
〜〜〜

智代「だから、すまないと言っているだろう」

春原「なんでも謝れば済むと思ったら大間違いだ!散策するなって言ったのになんでしてんだよ!?」
以下略



9: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:10:11.06 ID:qfGSPTTPo
春原「はぁ……もういいよ。ただ、ひとつだけ言わせてもらうけどな」

智代「なんだ?」

春原「男なら誰でもそういう本のひとつやふたつ、持ってるもんなんだよ。岡崎だって部屋を散策したら絶対出て来るぞ」
以下略



10: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:11:03.04 ID:qfGSPTTPo
春原「な、なーんて言ってみたり?あ、あは、あはははは!」

この空気に耐えられなくなり、そう言って誤魔化そうとする。

しかし智代の方は僕の笑い声を聞いても笑わず、また少しずつ僕との距離を縮めて来る。
以下略



11: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:11:29.99 ID:qfGSPTTPo
ガチャリ

朋也「邪魔するぞー、春原」

杏「やっほ、智代、陽平」
以下略



12: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:12:03.50 ID:qfGSPTTPo
朋也「智代はもうここにいるのが普通になりつつあるな」

智代「それはそうだろう。なにしろわたしは、陽平の彼女だからな」

杏「ここが智代と陽平の愛の巣!みたいな?」
以下略



13: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:12:43.49 ID:qfGSPTTPo
智代「そ、そんなことより岡崎と杏さんが2人で来るなんて珍しいな!何かあったのか?」

朋也「ん……まぁ、杏が、な」

春原「? 杏がなんだよ」
以下略



14: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:13:24.24 ID:qfGSPTTPo
春原「………つまり、そういうこと?」

僕がそう聞くと、杏は顔を真っ赤にして頷く。

智代「え?え?つまり、どういうことだ?」
以下略



15: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:14:25.71 ID:qfGSPTTPo
杏「ちょっ、らしいってどういう事よ!?」

朋也「いや、だってあんな事言われたって……なぁ、春原?」

春原「なんでそこで僕の方に振るんだよ!?お前らが付き合うようになったのなんて今初めて聞いたぞ!」
以下略



16: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:15:18.77 ID:qfGSPTTPo
智代「順を追って説明してくれ。わたしたちにはさっぱり話が見えてこない」

春原「智代に同意。まず、いつからだよ?」

杏「こ、今年の一月の終わりくらいから……よね、朋也?」
以下略



17: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:16:20.60 ID:qfGSPTTPo
杏「そ、そういうわけよ!一応、陽平と智代もあたしにとっては他人事じゃないと思ってたから、報告だけはしておこうと思ってね」

朋也「なんで他人事じゃねえんだよ?」

杏「だって、二人とも知ってるじゃない。その二人になんの報告もなしってどうなのよと思ってね」
以下略



18: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:17:02.05 ID:qfGSPTTPo
春原「おーい、お二人さーん?イチャイチャするのはいいけど、人前だってことを忘れるなよー」

杏「っ、う、うるさいわねっ!わかってるわよ!」

朋也「別にイチャイチャなんてしてないだろ。報告は終わりだろ、なら帰ろうぜ」
以下略



19: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:18:01.23 ID:qfGSPTTPo
智代「時に、杏さん」

杏「な、なに?智代」

智代「その……妹さんの件は、どうなったんだ?」
以下略



20: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:18:37.71 ID:qfGSPTTPo
〜〜〜

日が傾いて来た頃。

智代「そろそろわたしも帰るよ。また明日な、陽平」
以下略



21: ◆/ZP6hGuc9o[sage]
2013/10/18(金) 02:19:32.95 ID:qfGSPTTPo
春原「………うん。うん……」

今更だけど……。

春原「僕たち、付き合ってるんだよなぁ……」
以下略



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