151: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/31(木) 00:21:44.67 ID:BhHSt4fQ0
当麻の真剣な姿に、最後に賭けてみようと思い一つだけ質問をした。
「当麻、わたしのこと好きって言ってくれたよね」
「でも、この間会った時にはわたしを拒絶した」
「抱きついたわたしを突き放したわよね」
「あれはどうして?どうして夢の中とこっちの世界で全然違う態度を取れるの?」
(お願いせめて何か言い訳をして)
わたしは祈るようにして当麻を見つめる。
(どんな言い訳でも信じるから)
(お願いだからあれは違うんだと言って)
(こっちの世界でも、わたしを好きだと言って)
しかし、当麻から返ってきた言葉は期待していたものとはちょっと違っていた。
「俺、記憶無くしてるから」
当麻が苦しそうに絞り出したのは、そんな言葉だった。
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