22: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/19(土) 18:29:55.81 ID:e1A6D2xD0
アイツはわたしの胸に手を伸ばしてきた。
頭の隅っこのほうに、我に返った自分がいる。
(いけない、これじゃ昨日の二の舞だ)
(きっぱりと拒絶して、問い詰めてやんなきゃ)
(わるいけど、わたしはアンタのこと何とも思ってないから)
(アンタには借りもあるし、わたしなんかを好きになってくれたのは感謝するわ)
(でもそれとこれとは別問題。これきりにしてくれるかしら)
(そして、どうしてこんなことをしたのか、怒んないから説明しなさい!)
用意してきた言葉を頭の中で反芻する。
でも、決してわたしの口から出て行くことはない。
きっとまた口をふさがれてしまったからだ。
(能力も効かないし、腕力でもかなわないんだから、抵抗しようがないんだ)
わたしは自分に言い聞かせていた。
アイツに身を任せることを正当化するための言い訳だった。
わたしの口に中に、アイツの舌が入ってくる。
わたしは夢中で自分の舌をからめていた。
アイツの手がわたしの股間にのびる。
やさしくなでてくる。
わたしはこころもち足を開いていた。
いつの間にか、わたしは全裸になっている。アイツも裸だ。
裸になって、どこかふわふわした場所で横になって抱き締めあっている。
(ああ、夢だから都合がいいのね)
そんな覚めた感覚がどこかにあった。
(おかげで昨日より進んでるわ)
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