過去ログ - 美琴「ナイトメアメーカー?」
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31: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/19(土) 18:44:52.28 ID:e1A6D2xD0

冗談じゃない。さすがにこれはやりすぎだ。
わたしは、怪我をしない程度の電撃を海原光貴にあびせた。  はずだった。

しかし、次の瞬間、わたしは海原光貴に抱きしめられていた。

(あれ?)

嫌だ。こんなやつに。
わたしを抱きしめるのはコイツじゃない。

「この世界ではあなたの能力は通用しませんよ」

(え、なんで?)
(そういう設定なの?)
(それじゃぁちょっと分が悪いんだけど)

「能力が使えなければ、あなたはただの女の子です。男の力にはかないませんよ」

そう言ってわたしを抱きしめる手に力がこもる。

「ちょっとは私のほうも見てくださいよ」

そう言った海原の手がわたしの胸に触れた。

「やめてよ!」

必死になって振りほどこうとする。

「調子に乗ってんじゃないわよ」

声を出して抵抗するが、なかなか腕を振りほどくことができない。

そして、 なんと、

ゆっくりと海原の顔が近づいてきた。

「嫌だ!」

そう叫んで顔をそらす。しかし、、、、海原の唇がわたしの頬にふれてしまった。

怒りがこみ上げてくる。
お前なんかがやっていいことじゃない。
わたしはもう身も心も売約済みなんだから。

精一杯の力をこめて、海原を突き飛ばした。
抱きしめていた腕が解け、海原は1,2歩後退する。

「ふざけんじゃないわよ!」

わたしは怒鳴った。

「わたしに触れていい男はこの世に一人しかいないのよ!あんたなんかに好きにさせるもんですか!」

「それでもまだ、力ずくでわたしをモノにできるって思ってんなら」

「そんな幻想は、わたしがぶち殺してあげるわよ!」

わたしの渾身の右拳が、海原光貴の顔面を捉えた。



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