61: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/20(日) 01:52:41.82 ID:RsuMJyUq0
シャワーを浴びてすっきりした後、わたしは外に出た。
部屋の中にいると、眠ってしまいそうになる。それが怖かったのだ。
あてもなく学園都市をさまよってみる。
目的地も決めずに歩いているはずなのに、辿り着いた先々で当麻との思い出が浮かんでくる。
(ここで、ナンパされてるところに助けに入ってきたのよね)
(あの時は、人を子ども扱いするいけ好かない奴だったわね)
(しかも、わたしの電撃も防いじゃうし)
(この河原では朝まで追いかけっこしたわね)
(砂鉄の剣も一瞬で破っちゃうし)
(電流も当麻の体を流れてはいかなかったのよね)
(セブンスミストかぁ)
(グランビトン事件。当麻に助けられたのよね)
(自分がヒーローのくせに、かっこつけちゃってね)
(この鉄橋もいろいろあったわね)
(幻想御手の時に、ここで電撃浴びせたっけ)
(そして、妹達の時もここだったわよね)
(当麻がいなければ、わたしはあの時に死んでたのよね)
(あれ?じゃあ、当麻がいないも同然の今、なんでわたし生きてんだろ?)
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