過去ログ - 凛「覚悟はいい?私はできてる。」 {JOJO}
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82:第3章 『ミツボシ』は友情と情熱に輝く[saga]
2013/12/10(火) 02:11:07.07 ID:530wh/890
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翌日 事務所前

キャッキャ ウフフ

かな子「あ、未央ちゃん!おはよう♪」

未央「おー。おはよーかな子ちゃん、法子ちゃん」

法子「ねえ未央ちゃん!これから能書きがやたらに長いメニューのデザート屋さん行かないっ?」

かな子「能書きがやたらに長いメニューのデザート屋さん行かない?」

法子「宮城県杜王町の東方さんが愛情たっぷりの放し飼いニワトリのフンを使った有機栽培で育てた完熟さくらんぼをふんだんに使った星空の下での初キスの味チェリーパイ(580円) そして幸せが訪れる……とかァ〜〜」

かな子「北海道石狩市の木下さんの牧場の太陽をいっぱいに浴びた牧草をたっぷり食べて育ったジャージー牛のミルクで作った甘くてほろ苦い青春のひとかけらクレーム・ブリュレ(580円) そして幸せが訪れる……とかァ〜〜」


法子かな子未央「『そして幸せが訪れる』アハハハハハハ」 カシャッ


法子「……とかのトコぉ〜〜〜」

かな子「ねぇ行こうよォ―――――」

未央「う〜〜ん」

法子「行こう――――ッ」


未央「でも……やめとく……今日はそんな気分じゃないし、事務所に用事あるから…」

かな子「そぉ じゃあまたねェ―――ッ 未央ちゃん!」ノシ

法子「またねェ――っ未央ちゃん!メールするねェ――っ」ノシ

未央「ばいばーい……」フリフリ・・・


未央「………」


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私は本田未央、15歳。元気いっぱいの高校一年生で、トップアイドル目指して頑張ってまーっす!
………ってカンジでアイドルやってたんだけど、最近事務所で変なことが起こってるんだよねェ――……
な〜んか皆同じ時期に熱が出るし、その割には病院での検査結果は健康そのものだしィ〜〜ッ
ケガをする子がいたり、情緒が不安定になってる子もいるし……

事務所の中に少しヘンな雰囲気があって、それもちょっと気になるんダケド、
今悩んでることはそれよりも私の価値観を、常識をブチ破る様なことなんだ……


簡潔に言うと、『超能力者になった』みたい


……この前(3日前?)、レッスン中に熱が出た日の夜から、体からなんか透明な像が出てきた。
びっくりしたけど、すぐに直観でこれは『私自身』だって理解できたんだよねぇ……
自分の意思でその人影を使ってモノを動かすことができたし、次の日の朝に家族の前で見せたけど、誰も気づかなかった。

まあ害はなさそうだし、今のところはあまり出さないようにしているけど……
この『力』は何なんだろうと、自分の性に合わないけれどずっと考えているんだ

とりあえずこの人型の『私自身』を区別するために名前を付けようと思う。
スラリとした山吹色(サンライトイエロー)の女性的な体にオレンジ色の星模様
そして両肩と顔に大きな星の飾りが付いているから、こいつを『ミツボシ』と今後呼ぶことにするかな?

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