過去ログ - フィアンマ「安価で誰かと恋人になり、それから……?」
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14: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/10/19(土) 23:26:50.42 ID:HtLlL0oB0
《ヒロインはっ・・・最後までわからない・・・だからこそ・・・面白い・・・! >>13 いや、一時期やめてましたよ》


「? 恋人だろ? ひょっとして熱でもあるのか」

手を伸ばしてきた彼女は、フィアンマの額に触れる。
自分の体温と比較して熱がないとわかり、不思議そうに首を傾げた。
本当に自然な素振りで名乗るのだ。
フィアンマは彼女を見つめ、嘘を言っているかどうかを見極めようとする。
が、長年世界の暗部で培ってきたフィアンマの目が誤魔化されるはずもなく。
彼女は嘘など言っていなかった。

(恋人……?)

「入んなよ。ヘタすると雨降ってくるかもしんないし、立ち話も疲れるだろ」

ほら、と招き入れられる。
フィアンマは素直に部屋へ足を踏み入れた。
テーブルの上には所狭しと料理が並べられている。

「ホテルの不味い飯食ったから要らないとか言うんじゃないだろうね」
「食事をした覚えはないが」
「そ。ならいいや。座って」

ところで、フィアンマは彼女の顔に見覚えがある。以前の世界で、だ。
確か、気を喪う時に視界の端にいたような。


そう、金髪の男の隣に立っていた――――

「ところで、あの金髪の男はどうした。名前や所属は聞けず終いだったが」
>>16


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