過去ログ - モバP「膝上の猫を撫でるように」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/20(日) 01:52:08.60 ID:Jkyk9CV9o
P(とにかく、今は奏を甘やかしてやらないとな。でも次はどうしたらいいんだ?)

P(そういやちひろさん言ってたな、猫を撫でる感じに甘やかせろって)

P(……奏の頭を撫でてみるか? でもさっき猫と一緒にするなとか言われたような)

P(いや、他に思いつかないしやってみるか。どのみちこの状態で出来ることなんかあまりないし)


 ※ぎこちなさを残したまま奏を優しく撫でる。
  ぴくっと肩を震わせたのも一瞬、無言のまま奏はその不器用な手を受け入れたらしい。


P(うーん、反応がないとはいえ拒絶しないってことは、これでいいんだよな?)

P(もしかして寝てる? ……わけはないと思うけど、ちょっと手を止めてみるか)

P「……」スッ

奏「……? Pさん?」

P「なんだちゃんと起きてたのか」

奏「言ったじゃない、眠れるわけないって。それより……もうお終いなの?」

P「え、ああ」ナデリナデリ

奏「ふふっ、Pさんってこういうことするの慣れてないでしょ?」

P「まあな……すまん」

奏「ううん、むしろ嬉しいわよ。そのうちPさんが慣れちゃったとしても、この不器用なあたたかさは今は私だけのもの。そうでしょう?」

P「うん? そうかもしれないけど、それってどういう」

奏「はいはい、わからないならわからないでいいの。でもいつか、その意味をしっかり理解させてあげるから……ふふっ。覚悟しててよね」


 ※それから少しの間2人は言葉を交わすことなく、しかし居心地の良さを噛み締めながら穏やかに過ごした。


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